施工管理技士試験の難易度・偏差値施工管理技士試験の難易度・偏差値

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施工管理技士試験について

施工管理技士の試験難易度

試験難易度

施工管理技士は、国土交通大臣が認定する国家資格であるため、通常の検定試験に比べて難易度は高めです。

受験資格も、指定学科の卒業および実務経験が必要になるなど細かく規定されており、誰でもチャレンジできないことからも、資格のハードルが高くなっています。

難易度は決して低くない資格試験なので、しっかりとした学習計画と対策が必要となります。

市販の参考書を購入して独学で勉強し合格する人もいますが、不安な方は資格予備校の講座を受講するのも1つの方法です。

多くの人が働きながらの合格を目指すため、勉強時間の確保および学習計画通りに進めることが合格への大きな課題となります。

合格率から難易度を検証

ここでは、平成28年度に実施された各1級施工管理技士の試験合格率から、試験難易度を見ていきたいと思います。

種類 学科合格率 実地試験合格率
1級建築施工管理技士 49.4% 45.6%
1級建設機械施工技士 31.2% 86.8%
1級土木施工管理技士 55.0% 36.7%
1級電気工事施工管理技士 46.0% 69.1%
1級管工事施工管理技士 49.0% 61.0%
1級造園施工管理技士 53.2% 32.5%

※実地試験合格率は、過年度学科試験合格者も含む

学科合格率と実地合格率を個別に見ていけば高く感じますが、学科合格者の4割程度しか最終合格できていないので、両方の試験を一発で合格するには10%程度の競争率を突破する必要があるということになります。

したがって、前もって対策を十分行っておこないと、一発合格は厳しい試験だと言えます。

2級施工管理技士の試験結果(平成28年度)

種類 学科合格率 実地試験合格率
2級建築施工管理技士 51.9% 38.9%
2級建設機械施工技士 56.8% 87.9%
2級土木施工管理技士 48.3% 29.9%
2級電気工事施工管理技士 58.7% 41.6%
2級管工事施工管理技士 66.2% 44.5%
2級造園施工管理技士 50.4% 39.5%

2級施工管理技士の試験は、1級に比べると若干合格率が高くなりますが、実地試験においては合格率がやや下がる種類もあります。

平成28年度の土木施工管理技士は特に難易度が高く、過去5年間で最も合格率が低い(学科試験は前年度マイナス18.2%)結果となりました。

基本的に学科試験の出題傾向は過去問を中心で、たまに初見問題や応用問題などが出題されるため、過去問対策は必須と言えるでしょう。

一級建築士との難易度比較

施工管理技士とよく比較される資格として建築士がありますが、1級建築施工管理技士よりも一級建築士のほうが難易度は高いと言われています。

1級建築施工管理技士の場合、学科試験においては四肢択一式なため、過去問5年分を繰り返し解いて合格を勝ち取っている人も多くいます。

いっぽう、一級建築士の学科試験合格率は16.1%(2016年)となっており、施工管理技士の学科試験合格率(例年40%台)に比べて難関試験となっています。

しかも、出題範囲も施工分野に加え、計画・法規・構造・設備などの幅広い分野が問われるため、学習量も膨大です。

したがって、建築士と比較すると、施工管理技士のほうが取得は容易となっています。

一級建築士試験の勉強時間

学習時間の目安 学習期間の目安
学科試験 500~700時間 8カ月~10ヶ月
設計製図試験 100~150時間 2ヶ月

建築士試験の合格率推移

年度 一級建築士合格率 二級建築士合格率
学科 製図 総合 学科 製図 総合
平成28年 16.1% 42.4% 12.0% 42.3% 53.1% 25.4%
平成27年 18.6% 40.5% 12.4% 30.1% 54.0% 21.5%
平成26年 18.3% 40.4% 12.6% 37.9% 55.3% 24.3%
平成25年 19.0% 40.8% 12.7% 28.3% 53.0% 19.5%
平成24年 18.2% 41.7% 12.4% 33.0% 52.5% 23.1%

建築士と施工管理技士の違いはこちら>

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