施工管理技士の年収

施工管理技士の資格を持っていれば、主に建築・土木業界で資格を活かしながら働くことができます。

ここでは、業種別に平均年収を確認してみると、ディベロッパーで働く施工管理技士の平均年収が一番高くなっています。

デベロッパーとは、マンションやリゾート開発などを含めた大規模な都市開発を行う団体・企業です。

賃貸や分譲を手掛けることもあり、不動産会社からゼネコン、鉄道会社などがディベロッパーに該当します。

職種別に施工管理以外の技術系（建築・土木）の平均年収を見てみるとさほど差がありません。

ただし、不動産企画が他の職種と比べると高い年収が得られる傾向にあるようです。

不動産企画とは、有益な土地を見つけマンションやオフィスビルなど建売用の不動産販売を企画するお仕事です。

主に建築会社やデベロッパーで活躍する職種となります。

同じ国家資格であることから1級建築施工管理技士とよく比較対象になる一級建築士は、難易度が高い資格であるため、より高額な報酬を期待することができます。

ゼネコンなど大手企業なら年収500~900万円、中小規模でも400~600万円の報酬が期待できます。

独立した場合には、今まで培ってきた経験や人脈にもよりますが、年収数千万円を稼ぐ有名建築士もいます。

個人の力量次第で大きく収入アップ期待できる職業である分、それだけ難易度の高い試験突破と、高い責任感が必要となります。

電気工事の現場では、様々な資格を持った多くの人が携わり、働いています。

その中でも、電気施工管理技士と、電気工事士はどちらも国家資格で、それぞれが電気工事における重要な役割を担います。

電気施工管理技士は、施工管理技士の中の１つの種類で、電気工事の現場では主に施工計画を立て、工事の工程管理や安全の管理を行い電気工事の現場のマネジメントをする役割を担います。

一方、電気工事士は、電気工事のエキスパートで、家庭用の電気工事から工場やビルなどの大規模な建物の電気工事を請け負います。

電気施工管理技士には一級と二級があり、電気工事士には一種と二種があります。

どちらの資格も請け負う現場や会社や派遣社員であるかなどで年収にも違いが出てきますが、一般的には電気工事士よりも電気施工管理技士の方が年収は高いと言われています。

しかし、電気工事士でも月十数万の会社もあれば年収７００万の会社もあるように電気施工管理技士も企業の規模や職務内容、雇用形態によって様々です。

一般的には、二種の電気工事士の資格を持っている人は一種の電気工事士の取得を目指し、一種の電気工事士の資格を持っている人は、一級電気施工管理技士の資格習得を目指すのが業界では着実なステップアップとなっているようです。