施工管理技士で働く環境未経験の施工管理技士

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求人情報・転職の基礎知識

未経験者が施工管理技士になれるか?

施工管理技士になるには国家試験である「施工管理技術検定」を受験して2級、1級のいずれかの試験に合格する必要があります。

そのため、無資格の人間や実際の業務経験の無い人間では施工管理技士の仕事には就けないのではないかと考える方も多いのではないでしょうか。

もちろん既に実務で経験を積んでいて即戦力となり得る方の方が有利であることは間違いありません。

しかし、全くの未経験者でも施工管理技士として働くことは可能です。

厳密に言うと、施工管理技士を目指す見習いのような形で就職をし、業務をこなしながら施工管理技士試験の合格を目指す働き方です。

施工管理技士が活躍できる業界は建築業界などです。

大手のゼネコンはもちろん 、施工業者や建築業者など、施工管理技士を必要とする業者は数多く存在します。

さらに現在は上記にも記載されておりますが、2020年の東京オリンピックに向けて大規模な案件が増加している背景が存在し、人手不足も重なり経験者だけを募っている状態ではないという事情もあるのです。

未経験でもやる気のある人材を確保し、ゼロから育てていく必要性も高い業界であるとも言えます。

施工管理技士を初心者から目指したいと考えるなら、逆に今の時期がチャンスだとも言えるでしょう。

未経験者の施工管理技士の求人を調べてみた

施工管理技士の求人で「未経験者でも応募可能」といった求人はどの程度存在するのでしょうか。

例えばコネクションを頼る形だったり他人からの紹介などを除けは求人媒体の中から探したり、就職転職エージェントに登録をして紹介を受けたり掲載されている求人に応募する形で職探しをしながら採用を目指すことになると思います。

大手の求人媒体でも未経験者の応募が可能な施工管理技士の募集は50件以上、多くて70件もの件数があります。

この数字を見るだけでも十分に未経験からの施工管理技士としての採用を得られる可能性は高いと考えられるのではないでしょうか。

また、実務経験者以外は応募資格の無いような求人でも建築関係の学科を卒業していれば経験者と同じ条件での採用を行っている企業も多く見られますので過去にそういった勉強をされていた方であればさらに可能性が広がるでしょう。

気になる給与ですが、未経験の施工管理技士の給与は月額で19万円から25万円程度までかなりバラつきがありますが、大体20万円前後の金額が多く提示されているようです。

その他ボーナスや残業代の他に家族手当や住宅手当などの各種手当てが充実した企業も多く見られます。

施工管理技士は国家資格になりますので、試験に合格して資格を手に入れられれば資格手当なども支払われますので、収入の面でもチャレンジするメリットの大きい職業だと言えるでしょう。

その他に一点、施工管理技士としての資格や経験は必要なくても自動車の普通免許が必須であることはほとんどの企業の共通項目になりますのでご注意下さい。

未経験施工管理技士の具体的な仕事内容とは

資格も無く、経験も無いまま施工管理技士になったところで任せてもらえる業務はあるのか不安に思われるかもしれません。

未経験で採用された施工管理技士の主な業務はまず上司や先輩技士のサポート業務になります。

打ち合わせから現場を回り、その際に必要な資料を揃えたり作業現場の写真撮影など資格や経験が無くても出来る業務から徐々に行います。

会議の議事録を作成したりスケジュールの確認など一般的な業務の補佐なども含まれるようなので、接客やデスクワーク、営業職など全く別の業界からの転職でもそれまでの経験を活かしながら業務を覚えていくようです。

採用先によっては未経験からの新人教育のプログラムが充実している企業も多く、OJTで学びながら働き、最終的には施工管理技士の資格取得を目指す方が多いよう。

当然企業としても長く働ける戦力が必要なので資格試験のための支援も積極的に行っているようです。

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